the 雑念

葉一用。とりあえず日記

4/1 虚を口から出すから嘘になるって隣席にいた泣きながら酔っ払ってるねーちゃんが言ってた。

【社会人について】

嘘八百を並べて社会人になってしまったので、そこはかとない焦燥感なども実在していることを認めなければならない。伊坂幸太郎の『砂漠』では社会をこう表現するものであったが、実際はもっと冗長でもっと性質の卑しいものであることは疑いない。一挙手一投足が色々な角度から評定される感じは、正に自分の仕事に直結していることに気付かされる。

なんてところまで書いたが、特に辛いことや苦しいことというものはあまりない。明日明後日はおやすみである。薄給ながら生存の危機に陥るほどでもないので、社会不適応としてはかなりの高水準に位置したと考えられる。あとは継続についての問題だが、研修が終わるまではなんとか辛抱したいものだ。そこから先は自由にやらせてもらうことにしよう。それが社会人として一番の素養であるように思う。

【疲労について】

疲労というものを感じているのは、もちろん慣れないスーツや緊張感といったものに由来しているが、単に活動時間が早く、長かっただけに過ぎない。こうして思いの外、体力が減っていると感じるわけである。

大抵のことはよく眠れば解決するものであるが、今日はまだなかなか寝付けない。今日のあれやこれやを思い出してしまうのだが、それに関しては、まあ、仕方がない。私とて後悔しないわけではない。それについては、十稿してからタイミング良く考えるのを放擲する他ないのである。もやもやを処理する時間、というものは嫌なものだ。それでいて、私たちに適量なければならないものでもある。そうでなければ、考えることも感ずることも段々と出来なくなってしまうからだ。疲労と相まり、私は強烈に眠気に襲われる。これが実習の最中でなければ良いのだが、いつの日にか上司の前で熟睡してしまうのではないかと気が気ではない。

【お菓子について】

お菓子が小さく、高額になっているような気がしている。カントリーマァムなんかは、特にそんな感じがする。きのこたけのこの区別がつかないような母ですら「ちっちゃくない?ちっちゃくなってない???」と疑問の声を上げるほどだ。

なるほど確かに小さいかもしれない、とは思った。しかし昔は手が小さかったので一概に小さくなっているとは言えない。だがお菓子はあの手この手で縮小やサイズダウンを図っている。被害妄想でなく、本当にそうなのだ。お菓子に栄光あれ、お菓子を褒め称えよ、という精神の私からすると由々しき状態である。何卒、私に大きいサイズのお菓子を。