the 雑念

葉一用。とりあえず日記

4/21 同期「よういち君いつも鞄の中にお菓子持ってるよね」僕「いいでしょ」同期「会話面白すぎじゃない?」

拘禁反応について】

ということで、実際のところ数十名と毎日毎時間食事も風呂も顔を突き合わせている研修というものはひどく精神的に負担となるものである、らしい。あまり詳しくは言えないが、研修には様々な人種が集まっているので私のような研究者肌の人間から技術屋や警備の人なんかもいる。学歴なんかの話はしたくないけれども、文化差というものももちろん存在する。社会の縮図と言っても過言ではない。私はというと、割りかし元気な方である。しかしながら本項タイトルのような状態という人も勿論いる。鬱々としている人、1人になりたくてトイレに篭る人、同期同士でささやかな小競り合いが始まりだしたのも今日のことである。体調不良で業務に差し支えが出始めた人もある。殺伐とした雰囲気が漂い、いよいよデスマーチな感じがするが、私に限って言えばよく寝て、よく食べて、よく休んでいるので実際一人暮らしするよりもハードルは低いと言える。しかしながら、やはり夜中に毎度毎度暗い顔をして腹を抑えながらトイレへ向かう隣室の同期などを見ると、ここがとても恐ろしい場所なのではないかとも思うのである。他人事のように書いたが、私も大変な持ち回りの業務が回ってきたので、明日こそ急にストレスなんかが一気に出てしまうのではないかとも思う。実用的な心理学徒は自身の心的な具合に人一倍敏感でなければならない、というのが先人の教えの一つであるが、どうだろうか。疲れてはいるだろう。苛立ちも、ないこともない。それを認められるぐらいの余裕もある。予測と予防が有効なのは、何も風邪や花粉だけではないのである。私は心理学を用いて私の心身の健康を守るのだ。

こんな風に書いてみたものの、実際はジャンプを持ち込んでごろ寝しながら読んでいるし、同室の同期には「リラックスすることに関する才能がやばい」との言葉をもらったところである。31アイスクリームなんかを買っては研修所のベンチでペロペロ食べているところを上司に目撃されたところでもある。環境は異なるがよくよく考えればほぼいつも通りの行動をしていた。これからも上手に生き延びられると尚良い。