the 雑念

葉一用。とりあえず日記

5/11 僕「人生における野望ってあるじゃん?」同期氏「ボスかよ」僕「人間は誰しも自らの主人なのである」同期氏「トートロジーじゃん」僕「豚トロ食べたい」同期氏「難聴か」

【中日について】

週の中日というのが一番やる気のない日になりがちなのは昔からの習わしである。水曜日を愛せない。これを乗り越えてもまたあと半分残っているのである。おかしい。理不尽だ、と呟いてみる。当然のことながら、周囲の同期たちは誰もそうは思っていないようなのである。かといって、休日に何か特別なことをするわけでもなく、正直なところ私も困り果ててしまっているという節もある。週休2日、というのがこのご時世でどれほどありがたいのか理解しているつもりではあるが、いかんせんこれを有効に使えていないようだ。よくよく考えると布団に引きこもるのが好きなパーソナリティなので仕方がない。社宅に三種の神器を揃える旅に出かけるのが良いような気もしている。

【日課について】

全然終わりの見えない研修であるが、まあなんとか乗り切りつつあるというのが実情である。食事や講義のようなものを上手にこなし、宿題やレポートをとりあえず終え、ゆっくりとベッドに潜り込むくらいの余力が出てきてはいる。ここで油断をするとやらかしそうなので、何かしら緊張感を持って過ごしたいところだが、生憎人生の中で緊張感を覚えたことがない性格をしている。とにかく毎日言われた通り過ごすとお金が貰えるのである。それだけをよすがに生きていると言っても過言ではない。早急に用意すべきはテレビである。テレビ……出来れば4Kの40型……(いや正直そんなでかくなくても良いし4Kでなくても良い)。日課が金に変わると思うのだ。そう、この1秒1秒がお賃金に変わる。尊い。

【椅子について】

勢い余って高価な椅子を購入したのだが、ここ最近の疲労と眠たみの中で「この話、日記に書いたっけー?」となっている。構わずに書いていく。10万くらいの椅子だ。楽天スーパーセール的なあれで5万とちょっとで購入した。まだ届いていない。「人間工学がなんちゃらかんちゃらですごい!」と書いてあったような気がする(気がする)。実際1度家具屋でその椅子に座ったことがあるのだが、高級な椅子とは椅子という概念を覆していくもののようで、一撃で虜になってしまった。ちなみに椅子に座ったのは8年前である。それから私のささやかな野望は、高級な椅子を買う。そしてそれを自宅に置く。ということになった。折角社会人になって給料も貰ったのでこれを叶えよう、というわけである。冷蔵庫も洗濯機もテレビも冷蔵庫も差し置いて、分不相応な額の椅子を購入したのである。同期のA氏からは「貴族か」というコメントが出たが、より貧民に近いところではある。まあ、でも、私はやはり誰が何といっても野望を達成するために毎日を過ごしているのであるからして、椅子を買うことは運命であり必然だったのだ、としか思えない。椅子よ来い。