the 雑念

葉一用。とりあえず日記

4/22 あなたのために歌うことがこんなにも辛いことだなんて

子供じゃないので夜中にもお菓子を食べるよういちです。

 

※出先でメモりながら文章を書いているので校正はおろか、後悔をする余裕もない文章となっております。

 


【恢復について】

色々な業務が重なり、久方ぶりの休みとなった。何をするわけでもなかったが、外に出ようと思った。これもまた久方ぶりのことである。職場と自宅を往復するだけの毎日に変化を与えたかったのだろう。多分、そういう欲求が私の中にもある。


・経緯

白状すると、3月から心身不調だった。軽いうつのようなものだろう、休みの日になると何もやる気にならなくて無限に寝ていることが多かった。思いのほか食事制限がうまくいき痩せてしまったことと、仕事の緩急の激しさと、あとは記すことができないささやかな課題があれこれあったことに由来すると思っている。とはいえ、出勤できないなど社会適応を損傷させるほどのことでもなかったので退勤後や休日はゴロゴロと寝転んで映画を見、寝すぎて寝られなくなれば朝までゲームをし、おかげでグラブルのランクは上がり、大奥でロードの長さに耐えながら大回転することができた。だからあらかじめ断っておきたいのは、さほど深刻ではなく、生得的な「ちょっとダルい」が比較的強かった時期だったということである。


・お腹ブレイク

滅多にないことだから、何が私の心的活力を奪っているのかそろそろ実験してみることにした。仮説として一番有力だったのは「思うように物を食えないストレス」だったので、一昨日ドミノピザのLサイズとポテト、ナゲットを発注し、一人で平らげた。久しぶりの暴飲暴食(コーラも飲んだ)だったので、腹が苦しくなった。翌日、すぐに元気になった。単純なものである。腹が全壊したので1日行動不能ではあったが。(真似しないでください。トイレに引きこもる場所が変わるだけです)

そして今日、腹の調子を整え、こうして外出に漕ぎ着けた訳である。ショッピングモールに行き、無印良品に行き、本屋に行き、ブックオフに行き、ケーキ屋に行き、喫茶店に行こうと思う。過活動気味だが、基本的には徘徊であって買うべきものもほとんどない。傍迷惑な輩である。


・躁的活動

テンションが高いので、いわゆる躁状態なのではないかという期待がある。いつもはあれでも内容を取捨選択し、ほどほどに洗練させて日記を作成しているのだが、今日は試しに思いのまま書いてみることにする。記録として黒歴史にならないことを祈るばかりだ。


・昔取った杵柄とプレイヤーランク

ショッピングモール内にあるゲームセンターでチュウニズムという音ゲーを見かけた。院生の頃にはまり、さして上手くもないのだが通っていたことがある。財布を開けてみれば丁度良いことに100円とAimeカードがあるではないか。私は3年ぶりに音ゲー(ゲーセン)に挑み、突き指をした(ところでポプテピピックの譜面めっちゃ爽快感があるのずるくないか?)。活動的なのは良いことだ。経済を回すこともできる。清貧という名の吝嗇なので、1クレでも世界を大奥の如く大回転させたような錯覚がある。躁かな?(これはダジャレです)


文明の衝突

仄かな疑惑を弄びつつ、本屋に突撃して「Fate/strange Fake」の新刊を探す。県内で一番大きい本屋に行ったが、取り扱っていなかった。田舎には伝来していないという。文化的な断絶が厳然としてあり、ちょっと泣いた。結局は「こころの科学」という心理オタク専門誌の最新刊を入手しただけに留まった。就職してから良かったことは(就職したのは3年前なことをいつも忘れているのでこうした書き出しになる)、3000円くらいの買い物なら即決できるようになったことだ。期待外れでもあまり後悔しない。


・全然行きたくない

無印良品に来た。ところで私は無印良品のあれこれが嫌いである(いきなりdisる人間として最低の行いである)。客層と店員どちらをとっても「私には分かってますよ」「自然派」「少し高くても良いものを」みたいなニュアンスというか雰囲気が肌に合わないのだ。没個性的という個性を放つから、本当にこの世から消えてしまいたいとか、社会の背景になりたい私などには敷居が高い。なぜ来たかというと、洗濯カゴが欲しかったのだが100均では思うようなデザインや大きさがなかったため「用途不明な馬鹿でかいカゴ」が置いてありそうなところとして思い浮かんだからである。想像通りあった。プラカゴで良いのだが、隣に同じ大きさの籐カゴもあったので検討した。4000円だった。「4000円!」と声に出ていた。ナチュラルメイクの「ご理解している」店員さんがチラリとこちらを見て微笑んでいる。100均で買おうとしていた40倍の値段設定に目眩がした。迷わず1000円くらいのプラカゴを買った。企業側のストラテジーを感じ(被害妄想)、無印良品に対する憎悪はより一層加速した。


・パンとケーキを食べればいいじゃない

腹が減っていた。だが昨日の惨状を思い出すと、おかゆちゃんなどが良いのではないかと思う。現在肚の中には何も入っていない状況となっている。トイレを気にする必要がなく、論理的に正しい。しかしお腹が空いた。ステーキ屋がある。唐揚げ弁当もある。そしてまたピザもある。「ものすごいゆうわくだ!」ドラクエ調のウインドウだって出る。しかし今日はケーキを食べると決めていたので、ここでやらかすわけにはいかない。即ち、カロリーオーバーである。計算と理性により、昼食はみんな大好きサブウェイとなった。音楽と野菜が全てを救う。

「チリチキンひとつ」

サブウェイのチリチキンは最高である。バイトのお姉さんはおそらく新人さんであった。チリチキンがガッツリはみ出している。野菜乗らないよ、と言いかけて我慢をする。野菜を乗せる。乗らなかった。物理的な問題があるのは明白だった。オリーブを乗せればピクルスが落ち、ピクルスを乗せればチキンが溢れる。ひとつ積んでは父のため……という気持ちになってきた。彼女は強引にあれこれを巻き込み、サンドイッチをほとんど「梱包」とでも言うべきタイトさで仕上げた。ケーキを買った後、自宅でサンドイッチの包みを開ける。オリーブとオニオンが「待ってました」とばかりに散逸し、テーブルを汚した。


・天敵

迷ったのだがもう一度外に出ることにした。近所にカフェができたそうなので、行ってみたかったのである。

定休日だった。今日は月曜日。迂闊を絵に描いたような人間である。

だからこの文章は何の変哲も無いサンマルクカフェでほうじ茶ラテを啜りながら書いている。何も書くことはない。高校生が思ったよりもたくさんいて、自分が高校生の時は喫茶店なんかに入ったことはなかったなと思う。お金持ちなんだろうきっと。と僻んでみる。本当は近所に喫茶店がないほど田舎だっただけである。

事情は伏すが、私は未成年者にとってほとんど死神みたいな存在なのでこうして近くに子供いると緊張感がある。昼食にフードコートを避けたのもそうした理由があり、これまで気付かなかったが、昔よりもかなり子供一般が苦手になってきていることを認めざるを得ない。文章をこれ以上割けないし、うまく説明できる気もしないので割愛するが、端的に表現するならば愛憎があるのだろう。


・休日の終わり

あっという間に1日が終わろうとしている。寂しいものだ。振り返るとやはりおかしなテンションと文章ではあるが、まあ、許容範囲だろう。いつもとさして変わりはないけれど、それはそれで落ち込む。文脈のつながりのようなものが断裂気味なのは、やはり推敲の問題だろう。けれども、日記というのは推敲されないで書くものだから、こんな形であっても良いはずだ。

比較的元気である。ぐったりすることがあるのも人生だろう、と思って心理学徒ならではのしおらしい態度をしていたら、ピザ一枚でこんな調子だ。安上がりな人間である。もちろん、きっとそれだけではなく、時間やらタイミングやらあれこれ重なったことが大切なんだとは分かっている。それでも、今日はピザで復調したことにしたい、訳だ。そんな日もある。人間的だ。あまりにも、人間的な気持ちに満足している。