the 雑念

葉一用。とりあえず日記

2/26 弟「甘くて苦くて目が回りそうです」僕「連鎖になってリフレクション」

【提出物を提出したことについて】

無事出せた。この提出物が結構面倒で、アホみたいに研究の感想とか聞いてくる感じの無用の塊みたいなちり紙であった。2月末日までに出さなければ15万円返還してもらうと言われ、慌てて書いたのだが「指導教授と学科主任のハンコが必要」とあり、この休みの真っ只中一切学校に現れない彼らをどうやって捕まえたものかと思案していたわけである(結局、違法スレスレの対処をしてもらうことに)。提出先では「うーん、よういちくんはちゃんと感想書いてくれてるね。他の学科の人はさ、2行ぐらいとかの人もいてその人には注意したんだけどさ……」と発言が職員の方からあった。正直「研究の感想ってなんやねん」と思いながらも文章も「どうせ読まへんねんのやろ?」と適当に仕上げた身としては、「いや、それ文字あるだけで正味2行程度の内容ですよ」と思ったのだが、「いやいや、2行で受理しちゃうお前もお前ですよ?」とも思いつつ、なんのための書類なんだろうなあと謎が深まる。ただで15万円貰ったから、まあいいかと結論。

木場修太郎について】

京極夏彦百鬼夜行シリーズを古本で集め始めてから7年くらい経った。『陰摩羅鬼の瑕』を105円で見つけとうとう講談社の直方体みたいな文庫本を買い揃えたところである(もちろんまだ読んでない)。で、その際に漫画版の『魍魎の匣』を見かけ、全5巻くらいだったので立ち読みをしたのである。「あーそうそう、こんな話だったわー」と思い返しつつ、CLAMP版とはまた違ったテイストの木場修太郎に「あー!!そう!!!!木場修はこれなんだよ!!!」と思う。シリーズを通して全体的に不幸なやつなのである。榎木津に振り回されるところも含めて愛らしいやつなのである。漫画版の『魍魎の匣』でも最後は「あーかわいそうなんじゃー(でももっとやれ)」って感じだった。

【勉強について】

たまには勉強らしいことをしようと研究室で専門書を読んだ。学校臨床に関する本で、スクールカウンセラーが「こんな子供にあってこんな対応をしてこんな風になった」という話が専門書っぽく(一般書とちょっと違う)書いてあるもので、さっくり一冊読み切れる程度のものであった。著者曰く、「学校とは『異界』である」。この後にイニシエーションなどのちょっとした専門的な概念の説明が続くのだが、なにを置いてもこの一文が私の心に残った。中2心が刺激されたのかもしれない。しかし確かに、これから先の生涯で中学高校と同じ環境に置かれるということはまずないだろう。同じ年齢の人と40人くらいの塊で、朝から夕方まで時間を共有するその愚かさと楽しさをもう味わうことはないのだ。それはもう、『異界』としか形容できない場だろう。現世とは異なるルール、異なる価値観が適用されているに違いないし、実際そうだったように思う。殊更それが良いとか悪いとか、断じることはしたくないが、とにかくその頃の私は退屈で仕方なかったことを思い出した。