○草間彌生とパズルと弟について
すっかりブログを更新せず、最近やったことばかりを報告する場となりつつある。Twitterでやれ(やってる)。
去年から、弟が私にパズルを送りつけるようになった。なぜかは全くわからない。
しかもいちいち難易度が高い。おそらく、嫌がらせなのだろうと思う。ちなみにこの白色パズルは「NintendoのDLソフト2本分のチケット」を賭けて行われた。私が年内に完成できたら弟から景品がもらえ、私が完成に失敗したら弟に景品をやるという甚だ一方的かつ私の負担の大きい戦いとなった。
1度完成半ばまでいったパズルをうっかりぶち壊すというハプニングはあったものの、弟は裏面に模様(ガイド)があることを知らずに挑戦状を叩きつけたため、私はこれを利用して12/31の夜10時頃にこれを完成させたのであった。
(完成図)実家で取り組んでいた。横から母親が次々と適当にピースを取っては全然違う場所に無理矢理押し込めるという妨害にあったが、何とか完成を見た。
結果、私はゼノブレイドDE(途中までしかやっていない)とゼノブレイド2(まだやってない)を手に入れたわけである。
そもそも私は別にパズルが得意というわけではない。どちらかと言えば苦手である。細かいし。細かいことはかなりどうでもいい性質なので、前回はほぼ発狂寸前であった。白色パズルは軽くて小さいピースでできていたので、溜息をつくだけでも数ピースは軽く吹っ飛ぶし、形状の弁別もかなり難しかった。比較的、2度とやりたくないものの内でも上位に入る。
また来た。草間彌生のかぼちゃである。今日はその制作過程をダイジェストでお送りしたい。なぜならめっちゃ大変だったから。
(本当にいい加減にしろよ、という気持ちに溢れている)(前回よりピースがデカくてしっかりしているのでそれについては満足している)
ご丁寧に額まで来た。
今回は意図が全くわからないものの、まあ作れということなのだろうと思って作り始めた。多分、完成させたら「ちょうだい」とか言うんだろうなと思っている(これはネタバレだが、完成報告時にその通りに言われた。丁重にお断りした)。
糊付けするつもりなので、クッキングシートの上でピースを組み立てている。大きさを見誤っているのでこのクッキングシートは完全に無意味だったが、取り去るのも面倒だったのでこの先もずっと現れる。
(意欲が削がれる図)
何事も地道な作業から始まる、というくだらない事実を確認するのに、パズルほどうってつけなものはない。まず外枠を作り、中を埋めていく以外に道はないのだ。あと整理整頓がとにかく大事。
(驚くべきことに、ここまでで4時間程度経過している)私はここで「このパズルがめちゃめちゃでかいこと」に気がつくのであった(額で気付け)。
テーブルを変更。クッキングシートのサイズが私のイメージサイズであった。ちなみに現物は40インチのテレビ画面と同じくらいのサイズである。
ヘタの部分は水玉模様の色味が反転している(黒の地に黄の水玉)ので比較的製作が早くできる。
外枠は黒地に黄色の単線が交差し、無数の三角形を作っている。これを先に埋めることを決意。水玉よりも目に優しい以上の理由はない。
(当然のように難航)
かぼちゃの輪郭が浮かんでくるあたりで一安心。ピースの使用量としては1000ピース中の3割に近い。
わかりづらいが、かぼちゃ部分は無数の完全な円と半円から成る。センターラインの水玉が一番大きいので、ピースの中の黒字の部分が多いものを選ぶと作りやすい。
(良いペースで埋まってきたが、ここから全て同じような水玉にまみれてしまい、頓挫しがちになる)
机上のスペースがあまりにも足りない。水玉がごちゃごちゃになるので、まめに整理整頓をした方が良い。
(水玉が蠢いて見え始めたのでギブした回)
隙間を埋めるように水玉を描く草間彌生。何となく、ここにこのサイズの水玉があるだろうなというイメージが掴めてくる。全然掴みたくはないし、今後一生役に立つことはないが……
(左部のピースのごちゃごちゃ感でその日のメンタルがわかる。これは最悪の日)
意を決してピースを整理。ここからは早い。
右半分が終わると、水玉の向き(小さい方から大きい方へ転じる向き、ばらつきなど)が一意に定まるので極端に簡単になる。ここから完成までは1〜2時間程度であった。
いつもの鳥瞰図
そして
あっさり完成
前回同様大体2週間強といったところ。仕事の片手間としては上出来である。
折角なので糊付けし、適当に飾ってみたがどう考えても邪魔である。とにかくでかい。まあ若干のオシャレムードは出ているので良しとしたい。
パズルが好きなわけではないが、負けず嫌いなのかもしれないと思った。何事にも自己洞察と気づきがある……ということにならないだろうか。ならない。はい……。いいか、パズルだけは俺に送るなよ。絶対に送るなよ。