the 雑念

葉一用。とりあえず日記

5/9 僕「という夢を見た」同期「それはフロイト的な解釈からすると」僕「やめて」同期「いや、集合的無意識の観点から考えれば」僕「ほんとやめて」

【午睡について】

昼休みに午睡を取ろう、と思い立ちデスクに伏せていたのである。本当はリノリウムの床に寝転がりたい気持ちはあるのだが、まともな精神を持っているのでやめた。事務机で寝る、というのはちょっとしたコツが必要なのだが、その真髄を文章上で指導するのは難しいので想像にお任せしたい。体のどこも痛くならないように寝る、というのが究極の目標なのだが、なかなかどうして肩が凝ってしまう。そもそも人間は寝る時に横になる生き物なのだ、と気がついた時には昼休みが終わっていた。結局のところ寝ることはできなかったのであるが、講義を受ける際にそっと目を盗んでぐっすり寝ることができたので大丈夫だろう。

【電話について】

不思議なことだが直属の上司から電話がかかってきた。曰く、健康か?メンタルはやられていないか?といった研修に寄せる様々なケアの一環であるらしい。私は電話に緊張感を覚えるタイプの人間なので「ケアのための電話が逆にストレスになる」というありがちな悲劇を演じていたのだが、軽い問診のような感じで終わったので極めてどうでも良い内容でほっとした。心配事や困ったことはある?と聞かれたのだが、直属の上司に心配事や困ったことを話す、というのはどのくらいの規模のことを尋ねられているのかわからなくて困る、というところはある。冗談が通じる人ならば良いのかもしれないが、今後、そういう人ばかりが上司であるという可能性に期待を寄せるよりは無難な心配事を用意するのが良い解決だろう、と思う。率直に言うならば今困っているのは社宅の床の傾きであるが、それを上司に言っても仕方がないのである。基本的に上司に相談すべきことは職務上ないのであった。というわけで「えー、んー、あ、ないです」という煮え切らない返事をすることになる。上司は勿論「言い淀んだ」と察知するわけである。厄介千万。良い感じの当たり障りのない困ったことを探している。