the 雑念

葉一用。とりあえず日記

2/28 レトルトカレーを爆発させる天才として生を受けた

【オルフェンズについて】

日曜日といえばオルフェンズを観る日、というくらいには楽しみに毎週観ている。元々ガンダムシリーズが好きだったのだが、ガンダムSEEDの2期辺りからご無沙汰していた。00も触りは知っている、という感じだったので、リアルタイムでアニメを追っかけるのもなかなかないことである(直近では『新世界より』以来かもしれない)。毎週番組を追っかけるというのはもどかしいもので、大半はDVDレンタルでがーっと一気見するスタイルだったからか小学生のころに戻ったかのような興奮やのめり込みを覚えるほどだ。週に一度くらい、そのような楽しみがあるのは幸運であると思う。

あまりだらだら書いても仕方がないので率直に書くと、今日は悲しい回だったのである。とても残念だった。アニメに限らず、物語や創作物は私達に「安全に」悲しみや残酷さを感じさせることができるから偉大である。ああ悲しい、と思ってもその影響は現実に対して軽微なのだ。というわけで、私は視聴後1時間ほどうつ伏せに横たわり呻いていたわけである。全然軽微じゃない。超つらい。この項で言いたいことは「オルフェンズ今日すっごく悲しかったね」である。

展開としてはここが折り返しという感じもあった。これから犯してきた罪を知り、償ったり、同じ目に合わされたり、今日の回はそういう苦難が続くとば口に過ぎないのではないだろうか。ネガティヴ。オルガ頑張れ超頑張れ。

【後輩指導について】

私の院生生活最後のオフィシャルな活動は、研究室の後輩指導ということになっている。後輩の修論計画の発表を聞いて、いろいろ指摘するとのことだ。先ほど、後輩の複数人からメールで原稿が送られてきて「とりあえず読んでちょ」ということらしい。読む。そして難癖をつける。巷では否定から入る人は嫌われる筆頭らしいが、私は勿論へそ曲がりなので『否定から入る人』である。後輩の修論計画をボコボコにすることなど朝飯前なのである。

でもとにかく、何をするのもめんどくさい。

私は怠惰な人間で「何故周りの人々はあんなにもやる気に満ちているのか」不思議でしょうがなかった。それが高じてモチベーション研究をしていたほどである。後輩に「ま、大丈夫じゃない」とほんのちょっとデータファイルにペン入れして返却することも可能だ。わざわざ後輩が一生懸命作ったものを私がボコボコにすることはないのである。でもここで一度ダメ出しされないと、将来、教授にボコボコにされてしまうのは目に見えているのだ(そしてそれは研究のタイミングとして最悪である)。だからめんどくさいしやりたくないけどとりあえず後輩の修論計画をボコボコにする、という作業に勤しんでいるわけである。悲しみの連鎖。研究計画の雑感としてはもう少し頑張りましょうという感じだ。

【コートについて】

この冬、コートを我慢していたのである。おしゃれとは程遠いファッションなのだが、暖冬・金欠と聞いて「これはもうコートを諦めるしかないな」と判断した。前年使い倒してぼろぼろになったコートを捨てた時は「来年新しいものを買おう」と決意していたのにこの変わりようである。臨機応変。結論から言うと完全に判断ミスで、この冬は全然寒かったわけである。私の手元には中学生から着ているフェルト地が薄くなりすぎたダッフルコートしかなかった。それにしがみつくようにして冬を乗り切り、先日の15万円を手に春先になって投げ売りされてるであろうコートを探しに行ったのである。

なかった。

2月下旬、コートを買う馬鹿はいません、と世間から叩きつけられているかのようであった。ちょっと泣いた。仕方がないのでまた来年度リベンジしたい。