the 雑念

葉一用。とりあえず日記

3/27 専門書詰め忘れ問題が浮上してパンツの中に数冊忍ばせる判断を下した。パンツ「解せぬ」弟「パンツに喋らせんなよ」

【壁紙について】
PCの壁紙を変えようと思い立った。先日までは『STEINS;GATE』のヒロインたちが秋葉原ラジオ会館の前で佇んでいるものだったのだが、そろそろ社会人だし、何かしらの手を打つ必要があるだろうと思ったのである(ちなみに私は鈴羽とダル君が好きである)。さて、PCの壁紙ほどプライベートかつオフィシャルなものはない(そんなことはない)。勿論、ほとんど毎日顔を合わせるものだから自分の好きなものにしたいのである。それでいて、オリジナリティーがあるとなお良い。しかしながら、仕事や何かしらでPCを覗かれた時に社会的な制裁を加えられないものが良いのである。幾つか候補は上がったが、結局『キルラキル』のみなさんが一列に並んでいるようなものが最適かと思ったのでそれにした。ビジュアル的には(拾い物だが)非常に満足している(ちなみに私はマコちゃんと蟇郡が好きである)。だが、正気に返ると、主人公の流子はかなりキワドイ格好をしている。おへそ丸出しだし、ミニスカートも結構、こう、すごい。どうしたもんか、と考えたが次の候補のエドワード・ゴーリーよりはマシだろうと判断した。猿投山かわいいよ猿投山。
ガンダムについて】
オルフェンズ、最終回でしたね……と突然ですます調になるくらいの余韻を残している。ガエリオかわいそうだったね……。
残念ながら、ここでこれを熱く語ろう、という人種ではないのである。というか何かを熱く語れない魔法のようなものに生まれた時からかかっているというのがより正しい。半年観たわけであるが、こんなにリアルタイムで楽しかったアニメは本当に久しぶりだった。友達になりたい筆頭のビスケットが死んでしまってから喪に服しっぱなしであったが、今日、オルガが最後の最後で名瀬の前で泣いているのを見て、やはり彼が一番辛かったのだと思い、弟の手前ぼうっと見ていたのだが(弟は泣いていた)心中拍手を送ったりしたのである。もう戦わなくても良いのだ、と安堵した矢先に2期のお知らせで、また覚悟をしなければならないようだ。願わくば戦死者が出ませんように。
【映画『フライトプラン』について】
時にはあまり評判の良くない映画を見たい時があるのである。今日見た『フライトプラン』もその一つだ。
娘を連れて飛行機に乗ったのだが、突然娘が姿を消してしまい、母親が飛行機の中を探し回る。そんな感じの話である。途中から「娘さんの搭乗記録がそもそもない」と機長に告げられたりして、娘の失踪は母親の狂言なのではないか、という結論に落ち着いていく。見どころは母親役のジョディ・フォスターが見せる「精神の不安定な母親」という妙にリアルで、それでいて狂気を感じさせる演技だ。当然見ていて良い気持ちにはならないので、フラストレーションを溜めたい時にうってつけの映画であると言える。
さて、良いところを先に挙げるのは何かしらを評価する際のマナーとしての側面が強い。否定から入られると心が閉じてしまうこともあるからだ。この映画には致命的な欠点が幾つかある、なんて書き方をするとめんどくさいので気に入らない点がちらほらある、くらいにしておくと書きやすい。1つは上映時間に対して結論に至る時間が短すぎる所だ。勿論、あらすじから察せられるようにこのタイプの物語の焦点は「娘がどこに行ったか」とか「母親は何故狂言をしなくてはならなかったのか」など比較的観客の関心のターゲットが絞られることになる。ミスリードをするにしても、どんでん返しをするにしても、とにかく伏線も何もないので「へえそうなんだー」と思う以上のことがないのである。ミステリーだと思わないことがこの映画を楽しむコツに違いない。もう1つは、荒唐無稽の出だしに不相応な結末であるということだろうか。こればっかりは主観になるが、そこまで考えを巡らせるのになぜそのようなシンプルな錯誤に陥ってしまうのかという不満である。要するに、ご都合主義が香るのである。非常にアメリカ的な構成だとも言える。
そんなこんなで特別な事情が無い限り(友達が書いた、とか)脚本について良いところは特にない、と言っても差支えないだろう。でも不思議と損した気分にはならない。飛行機の内外をたくさん見たい時にはオススメである。